警報設備とは？

福島県いわき市にあります消防設備.jpは、主に消防設備の工事・点検を
行っております。

警報設備と聞くと、「危険を知らせてくれるもの」ということは何となく
イメージされると思いますが、詳しいことはあまりご存知ないのではないでしょうか？

火災や地震、ガス漏れなど、命に関わる危険な事態が発生した時に
「熱や煙で危険を感知する」「建物内にいる人に知らせる」「消防署へ通報する」
など、万が一危険なことが発生したとしても、被害を最小限に抑えてくれる設備です。

警報設備は5つの種類に分けられます。

�@　自動火災報知設備

火災発生時の熱・煙または炎を初期段階で感知器が感知し、火災の発生区域を受信機に
表示するとともに警報を発して、建物内の人々に知らせる設備です。

自動火災報知設備は、感知器、受信機、警報装置で構成されています。

• 感知器…煙や熱を検知する装置。温度上昇で作動する。
• 受信機…感知器からの火災信号を受け取る装置。警報区域ごとに火災信号を発する。
• 警報装置…警報音を発する装置。

受信機は15年〜20年、感知器は10年、使用している蓄電池は5年と、
設備の部位によって更新頻度が違います。

よって、定期的な点検をして正しく更新していくことが重要です。

�A　ガス漏れ火災警報設備

ガス漏れを感知して受信機に表示するとともに警報を発し、ガス災害事故を未然に
防止させる設備です。

ガスの元栓の締め忘れや、配管の劣化などによりガス漏れが発生すると
音や光で警報を発し、素早く避難を促します。

ちなみにこの設備は、ガス発生の感知はできますが、火災検知機能はなく熱や煙を
感知できないため、火災には気づくことができません。

�B　非常放送設備

非常時に音声で、避難指示や状況説明を行う装置のことです。

建物内のスピーカーを通じて、避難者へ適切な避難行動を呼びかけます。
避難時の混乱を避けて、スムーズな行動を促します。

ちなみに非常時だけでなく、通常の業務連絡でも使用可能です。

業務連絡モードでは日常的なアナウンスが行えますし、非常放送モードでは地震放送や
避難誘導などのアナウンスを行います。

�C　非常警報設備

火災や地震などの非常事態を知らせるための、ベルやサイレンの総称です。
非常ベルや自動式サイレンなどがあります。

建物内の人々に緊急事態を速やかに知らせ、避難行動を促します。

多くの人が安全に避難するためには、ベルやサイレンによる警報音のみではなく
音声による誘導も重要です。

そのため、�Bの非常放送設備と併用する必要があります。

�D　住宅用火災警報器

住宅内に設置する警報設備で、住宅での火災を検知し警報音を発する装置のことです。

警報音や音声で住宅内の人々に知らせることで、逃げ遅れによる被害を防ぎます。
消防法の改正により、2006年6月1日からは新築住宅への住宅用火災警報器の設置が
義務化されています。

警報設備には様々な種類があり、それぞれに役割や適正な取り付け場所があります。

「どこに設置すると効果的なのか？」というお困りごとも
弊社は法令に従いながら、効果的な設置場所などのご提案が可能です。

消防設備に関することなら、当社へ全てお任せください！