

消防設備の専門家が日々の点検やメンテナンスに役立つ情報をお届け
日々の安全と、緊急時であっても安心して避難できる環境を。
福島県いわき市にある消防設備.jpは、消火設備・避難設備・消防設備等の工事・点検を
徹底しています!
飲食店での防火対策は、非常に重要です。
火災が発生した場合、スタッフやお客様の安全を守るためには
事前に設備を整え、避難経路を確認しておくことが必要です。
消火器は、火災発生時にすぐに使用できる必要があります。
そのため、出入口付近や避難経路沿いなど、避難の妨げにならない場所に
設置しなければなりません。
火災が発生した場合、パニックに陥らず迅速に消火器を取り出せる位置に置くことが
大切です。
消火器の周りには、障害物がないことが基本です。
隠れないように、他の物に遮られない位置で設置することが求められます。
特に物が多い厨房エリアでは、物で隠れないように配置することが必要です。
設置は床面から、1.2〜1.5メートルの高さに設置するのが理想的です。
これは、誰でも簡単に取りやすい位置にするためです。
また消火器の取っ手が見え、手に取りやすい高さに設置することが推奨されています。
飲食店の広さや規模に応じて、設置する数も変わります。
店内には火災報知器を設置し、火災の発生を早期に検知できることが大切です。
設置数は、店舗の面積や階数、用途に応じて異なります。
法的には消防法や建築基準法に基づき、適切な数と設置位置が定められています。
飲食店の場合、厨房エリアと客席エリアの両方に、それぞれ適切な種類の火災報知器を
設置する必要があります。
特にキッチンや調理場の近くには、煙や蒸気を感知するタイプの火災報知器を
設置するのが効果的です。
避難経路や階段室の周辺には、必ず火災報知器を設置しておくことが求められます。
火災が発生した場合に火が広がらないように、防火扉や防火壁を設置しておくことが
推奨されます。
厨房や調理エリアで火を使う部分と客席を分ける場合には、防火扉や防火壁を
設けることが一般的です。
これにより、火災が厨房から客席に広がるのを防ぐことができます。
例外もあり、小規模な店舗、特に1階建てで客席と厨房が一続きの場合
必ずしも、防火扉や防火壁が必要となるわけではありません。
その場合は、他の防火設備(消火器、火災報知器など)や、火災が広がるリスクが
少ない設計になっていれば、防火扉や防火壁の設置義務が免除されることもあります。
しかし一定規模以上の厨房設備があったり、リスクが高いと見なされる場合は
防火設備の設置が求められます。
キッチンや調理エリアには、換気設備を十分に整えておくことが重要です。
油煙やガスなどの引火物を排出するため、換気扇やダクトは常に清潔に保つ必要があります。
また、定期的にダクトの清掃を行うことが求められます。
飲食店では、調理機器や冷蔵庫、照明設備など多くの電気機器を使用します。
これらの電気設備が、老朽化すると火災の原因になりやすいため、定期的な点検や
メンテナンスが重要です。
火災発生時に、迅速に避難できるよう避難経路や避難口を確保し、
定期的に避難訓練を実施することが大切です。
避難口や通路は、常に障害物がないようにしておきます。
一定規模以上の飲食店には、防火管理者を選任する義務があります。
防火管理者は、火災の防止活動や訓練、消火器の管理などを担当し
火災対策の責任を負う立場です。
スタッフには定期的に火災に関する教育や訓練を行い
火災が発生した場合の初期対応方法をしっかりと理解させます。
これらの対策を整えておくことで、万が一の火災発生時に迅速に対応でき
被害を最小限に抑えることができます。
また火災予防のためには、日頃からの点検が非常に重要です。
飲食店を経営されている方で、防火対策についてご不明なことがありましたら
ぜひ当社にご相談ください。